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診療報酬請求事務能力認定試験は初心者には難しい?合格率・難易度・受験資格から解説!

「診療報酬請求事務能力認定試験」は、数ある医療事務資格の中でも評価&知名度No.1

ほかの医療事務試験は未経験者の受験が多いのに対して、本試験は現役の医療事務員も多く受験する資格試験です。

診療報酬請求事務能力認定試験の受験目的
  • 医療事務の未経験者:
    就職活動や実務に向けた知識習得
  • 医療事務の経験者:
    転職活動やキャリアアップ

未経験者~経験者まで役に立つ資格

ただし、「評価が高い資格=難易度が高い資格」でもあります。

 

できるだけ評価の高い資格を取りたいけど、初心者でも合格を目指せる難易度なのか心配・・・

本記事では、特に医療事務の資格取得に悩む初心者の方に向けて、下記の疑問にお答えします。

この記事の内容
筆者みなみのプロフィール
  • 医療事務パート3年目
  • 未経験・無資格から医療事務員
  • アラサーの転勤妻
自己紹介♩

より短期間で医療事務の資格取得から就職までを目指したい方には、「医療事務認定実務者」の資格がおすすめです。

>>医療事務の資格をとるならどれ?

>>未経験から医療事務になるための最短ステップ紹介

目次

診療報酬請求事務能力認定試験とは?

診療報酬請求事務能力認定試験は、医療事務の高いレセプト能力が求められる経験者向けの医療事務資格です。

みなみ

でも、未経験者でもしっかり勉強すれば合格を目指せます…!

試験名称診療報酬請求事務能力認定試験(医科)
受験資格なし
試験日程年2回(7月・12月)
試験内容学科試験:20問(マークシート)
実技試験:2問(外来・入院)
試験時間3時間
試験地全国17か所
(会場受験のみ)
合格率全55回の合格率平均:30.4%
2021年7月:37.5%
2021年12月:39.4%
合格基準各試験回ごとに違う
受験料9,000円(税込)
特徴・最難関の医療事務資格
・知名度&評価ともにNo.1
主催団体公益財団法人 日本医療保険事務協会
通信講座フォーサイト
たのまな(初学者向けのセット講座)
たのまな(経験者向けの単体講座)

医科と歯科の2種類の試験がありますが、本記事では「医科」に絞った内容をご紹介します。

それぞれの項目についてくわしく説明していきます。

実施団体:日本医療保険事務協会

診療報酬請求事務能力認定試験は、公益財団法人「日本医療保険事務協会」が主催する資格試験です。

日本医療保険事務協会は、診療報酬請求事務能力認定試験等を行う財団法人として厚生労働大臣が許可した団体です。

みなみ

国も認めている資格実施団体です!

受験資格:特になし

診療報酬請求事務能力認定試験には、特に受験資格はありません

そのため、診療報酬請求事務能力認定試験は「独学でも受験可能」です。

試験日程:年2回(7月・12月)

診療報酬請求事務能力認定試験は、毎年7月と12月の年2回実施されます。

試験日は、日曜日または祝日です。

試験地:会場受験のみ(全国17か所)

診療報酬請求事務能力認定試験は、他の医療事務資格試験とはちがい会場受験のみです。

診療報酬請求事務能力認定試験の試験地

札幌市、仙台市、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟市、金沢市、静岡市、愛知県、大阪府、岡山市、広島市、高松市、福岡県、熊本市、那覇市(全国17か所)

問題内容:学科と実技

医診療報酬請求事務能力認定試験の問題は、「学科試験」と「実技試験」の2つです。

2つ合わせて、試験時間は3時間です。

診療報酬請求事務能力認定試験の学科問題

診療報酬請求事務能力認定試験の学科問題は、マークシート式の20問(5者択一式)です。

出題範囲は以下の通りです。

  • 医療保険制度等・公費負担医療制度の概要
  • 保険医療機関等・療養担当規則等の基礎知識
  • 診療報酬等・薬価基準・材料価格基準の基礎知識
  • 医療用語及び医学・薬学の基礎知識
  • 医療関係法規の基礎知識
  • 介護保険制度の概要

診療報酬請求事務能力認定試験の実技試験

診療報酬請求事務能力認定試験の実技試験は、レセプト作成2問(外来・入院)です。

実際に診療録(カルテ)から手書き方式で診療報酬明細書(レセプト)を作成する試験です。

みなみ

マークシートではないので、きちんと対策しないと合格できません…

受験料:9,000円

診療報酬請求事務能力認定試験の受験料は、9,000円(税込です。

合格率:30%前後

診療報酬請求事務能力認定試験の合格率は、おおむね30%前後です。

公開されている最新データでは、第55回までの平均合格率30.4%でした。

受験者数403,012
合格者数122,442
合格率30.4%
第55回までの診療報酬請求事務能力認定試験(医科)の実績
引用元:https://www.iryojimu.or.jp/exam/records.php

合格ライン:各試験回ごとに違う

診療報酬請求事務能力認定試験の合格ラインは、各試験回ごとに違います。

ただ、どの実施回においても学科試験と実技試験の合格ラインをどちらも満たす必要があります。

以下は参考として、最新回の合格ラインです。

試験科目合格ライン
学科試験70 点以上(100点満点)
実技試験85 点以上(100点満点)
第55回の診療報酬請求事務能力認定試験(医科)の合格ライン
引用元:https://www.iryojimu.or.jp/results/

難易度:医療事務の資格試験で最難関

診療報酬請求事務能力認定試験の難易度:

診療報酬請求事務能力認定試験は合格ラインの高さと合格率の低さから、医療事務の中ではかなり難易度の高い資格試験といえます。

診療報酬請求事務能力認定試験はどんな人におすすめ?

診療報酬請求事務能力認定試験は、未経験者の「就職活動」経験者の「キャリアアップ」に活かせる資格試験です。

診療報酬請求事務能力認定試験をおすすめする人
  • 未経験から正社員を本気で目指す方
  • 未経験で学習時間に余裕のある方
  • 経験者で転職活動のアピールポイントにしたい方
  • 経験者で処遇改善を目指す方
    (昇給・資格手当・正社員登用)
みなみ

他の医療事務資格試験とは違い、多くの現役・医療事務員も受験する資格試験です。

診療報酬請求事務能力認定試験は難易度が高い分、医療事務業界で高い評価を受けている資格試験です。

実際に、実施団体でのアンケート調査結果からも評価の高さがうかがえます。

合格された方の声

《就職に関するもの》

・就職活動の強みになる。

・当試験合格が応募条件になっている求人もあるので、選択肢が増え有利になる。

・履歴書に記入でき、アピールポイントになる。

・実務経験はないが、当試験に合格していることで採用(評価)された。

・自信がつき就職活動に積極的になれる。

これから就職しようという方へ│日本医療保険事務協会

専門学校等教育機関の声

・受験資格は必要でなく、また、全国で統一された試験であり、指導校等に関係なく受験できるオープン試験として公正な評価が得られる。公的な資格としての性格を持っている。

・難易度が高く、実務能力が求められる試験。このため、資格取得者に対し医療機関の採用担当者からの評価が高い。

これから就職しようという方へ│日本医療保険事務協会

診療報酬請求事務能力認定試験は未経験者には難しい?

正直、まったくの医療事務未経験者が診療報酬請求事務能力認定試験に合格するのは難しい(=難易度が高い)です。

みなみ

しかし、未経験からの合格が無謀という訳ではありません…!

しっかり時間をかけて勉強すれば、まったくの医療事務知識ゼロからでも合格できます。

参考として、未経験者が診療報酬請求事務能力認定試験の合格するために必要な勉強時間は以下の通りです。

診療報酬請求事務能力認定試験の勉強時間(目安)
  • 独学:400~500時間
    (1日1~2時間勉強で6ヶ月~1年)
  • 通信講座:200~250時間
    (1日1~2時間勉強で3~4ヶ月)

加えて、診療報酬請求事務能力認定試験は受験機会が年2回と少なく、試験日から合格発表まで2ヶ月掛かります。

未経験者の場合、通信講座をうまく活用しながら「6ヶ月計画」で進めましょう。

短期間で資格取得から就職までを目指したい方には、「医療事務認定実務者試験」をおすすめします。
(勉強期間3ヶ月・試験は年12回)

診療報酬請求事務能力認定試験は独学できる?

診療報酬請求事務能力認定試験は、独学での合格も可能です。

ただし・・・

  • 現役医療事務員が多く受験するにもかかわらず、合格率30%の難関試験
  • 医療事務は国家試験ではないこともあり、市販テキストがいまいち充実していない
  • 手書きでレセプト作成をする実技試験について、独学での対策が難しい
  • 他の医療事務資格より受験にかかる費用負担が大きい
    (受験料が9,000円、県外受験の可能性あり)
みなみ

独学で費用を抑えようとしたはずが、一度で合格できなければ時間もお金ももったいないことに…!

上記のことから、初心者がイチから勉強する場合は、時間と費用のコストパフォーマンスを考えて「通信講座」をおすすめします。

資格試験のためのテキストを市販本でそろえる場合でも、2万円近く掛かってしまいます。

内容費用
独学で必要なテキスト代
・資格取得に必要な市販本6冊
>>独学におすすめ本
約19,000円
フォーサイト医療事務講座
・テキスト 5冊
・問題集 3冊
・診療点数早見表
・模擬試験
・学科試験用演習ノート
・実技試験用演習ノート
・eラーニング(オンライン学習)
・無料メール質問 10回
>>フォーサイトの評判
41,800円(税込)

映像教材や質問対応等のサービス充実具合を考えると、「通信講座」の方がコスパが高いです。

医療事務の資格の取り方のメリット・デメリットを比較しました↓↓

診療報酬請求事務能力認定試験対応の通信講座

診療報酬請求事務能力認定試験に対応している通信講座は3つです。

どれも充実した内容の通信講座ですが、それぞれ以下のような方におすすめします。

  1. フォーサイト医療事務講座
    • 受講料:42,800円(税込)+送料
    • 対象:初学者~経験者
    • 教材の質が高くコスパ◎
    • 一発合格を本気で目指す方向け
  2. たのまな医療事務+診療報酬請求事務能力認定試験対策セット講座
    • 受講料:78,000円(税込)
    • 対象:初学者
    • 2つの試験対策をするセット講座
    • 時間をかけて勉強したい方向け
  3. たのまな診療報酬請求事務能力認定試験対策講座
    • 受講料:52,000円(税込)
    • 対象:経験者
    • 質問&就職サポートを重視する方向け

迷ったら、価格が安いながらも教材の質が高い「が個人的おすすめです。
>>フォーサイトの医療事務講座の詳細&口コミ

対応する通信講座3種類の特徴比較

3つの資格講座の特徴を比較した表がこちらです。

スクロールできます
フォーサイトたのまな
初学者向け
たのまな
学習経験者向け
資格講座フォーサイトヒューマンアカデミーの通信講座たのまなヒューマンアカデミーの通信講座たのまな
取得資格診療報酬請求事務能力認定試験医療事務認定実務者
+
診療報酬請求事務能力認定試験
診療報酬請求事務能力認定試験
対象初学者~経験者初学者経験者
受講料
(税込)
42,800円
※送料別
78,000円52,000円
分割払い
学習期間
(目安)
3ヶ月6ヶ月3ヶ月
サポート期間本試験前日まで12ヶ月6ヶ月
添削回数0回6回3回
質問回数10回まで無制限無制限
求人紹介なしありあり
教育訓練給付制度対象対象対象外
特徴・価格が安い
・教材がフルカラー
・合格率の高さ
・質問回数無制限
・サポート期間が長い
・点数改訂に対応
・学習経験者向き
・質問回数無制限
・点数改訂に対応
記事内詳細へ詳細をみる詳細をみる詳細をみる

それぞれの通信講座の特徴を説明していきます。

通信講座①フォーサイト(一番おすすめ!)

は、診療報酬請求事務能力認定試験(医科)の合格を目指した通信講座です。

フォーサイト医療事務講座の教材
出典:
フォーサイト通信講座の特徴
  • 受講料:42,800円(税込)+送料別
  • 2021年12月試験の合格率57.1%
    (全国平均39.4%なので1.45倍)
  • 学習テキストがフルカラー
  • 専属講師による動画講義
  • eラーニングでスマホからでも学習OK
  • 合格報告でAmazonギフト最大1,500円

フォーサイトは、費用を抑えて試験合格を目指したい方におすすめです。

通信講座専門のフォーサイトは、テキストや動画講義の充実具合がすごい!

たのまなに比べるとサポート期間が対象試験日までと短いのですが、その分「絶対に試験1回目で合格するぞ!」と本気度が上がります。

また、サポート内容を限定することで、教材の質を落とさないままリーズナブルな価格を実現させています。

フォーサイトのフルカラーテキスト
引用:フォーサイトのフルカラー教材サンプル
みなみ

フォーサイトは、本気で一発合格を目指す方におすすめの通信講座です!

フォーサイトでは、合格後にアンケートの提出や合格体験記を執筆でAmazonギフトコード最大1,500円分のプレゼントあり!

フォーサイトをさらに詳しく知りたい方は↓↓

通信講座②たのまな(初学者向け)

ヒューマンアカデミーの通信講座「たのまな」には、診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指した通信講座が2種類あります。

そのうちの一つが、初学者を対象とした「です。

出典:
※上記画像はDVDコースのものです
たのまなの医療事務セット講座の特徴
  • 受講料:78,000円(税込)
  • 「医療事務認定実務者」と「診療報酬請求事務能力認定試験」の2試験の対策ができるセット講座
  • 質問回数が無制限で聞き放題
  • サポート期間が1年と長い
  • eラーニングでスマホからでも学習OK
  • 修了後の就業サポートが手厚い

たのまなのセット講座は、ステップを踏みながら資格取得を目指したい方におすすめです。

まず医療事務の基礎知識を「医療事務認定実務者試験」で学んだのち、「診療報酬請求事務能力認定試験」の合格を目指すカリキュラムです。

段階を踏んだ勉強ができるので、まったくの初心者でも挫折しづらい講座です。

また、修了後は系列グループの派遣会社「ヒューマンリソシア」で手厚い就業サポートがもらえるのも安心です。

時間をかけて勉強したい方には、たのまなのセット講座がおすすめです。

簡単60秒で無料資料が届く!/

通信講座③たのまな(学習経験者向け)

先ほど紹介したセット講座とは別に、「診療報酬請求事務能力認定試験の合格のみ」を目標とした講座もあります。

それが、経験者を対象とした「です。

引用:
※上記画像はDVDコースのものです
たのまな診療報酬請求事務能力認定試験講座の特徴
  • 受講料:52,000円(税込)
  • 学習経験者・実務経験者向けの講座
  • 質問回数が無制限で聞き放題
  • eラーニングでスマホからでも学習OK
  • 修了後の就業サポートが手厚い

フォーサイトの医療事務講座と比べて、質問サポート&就業サポートが手厚いところが特徴です。

「学習中のつまづき」「資格取得後の就職活動」に不安を感じる経験者には、たのまなの診療報酬請求事務能力認定試験対策講座がおすすめです。

簡単60秒で無料資料が届く!/

診療報酬請求事務能力認定試験は評価&知名度No.1の医療事務資格です

診療報酬請求事務能力認定試験は、数ある医療事務資格の中でも知名度と評価の高い医療事務の資格です。

  • 試験は年2回で会場受験のみ
  • 高いレセプト能力が求められる
  • 難易度高め(合格率は30%前後)
  • 医療業界では知名度も評価も高い
  • 合格していると一目置かれる資格
  • 勉強期間目安:3ヶ月~1年
みなみ

合格まで大変なぶん、取得する価値の高い医療事務資格であるといえます…!

診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すなら、以下3つの通信講座から選びましょう。

  1. 教材の質とコスパで選ぶなら
    フォーサイト「
  2. 初心者が時間を掛けて勉強するなら
    →たのまな「
  3. 経験者でサポートを重視するなら
    →たのまな「

講座選びで悩む場合は、資料請求無料です。
実際に資料を見比べて検討してみましょう!

ちなみに・・・

より短期間で医療事務の資格取得~就職を目指したい方には、「医療事務認定実務者」がおすすめです。

こちらは、レセプト能力や接遇マナー等の幅広い基礎知識をマークシート式で問われる試験です。


このブログでは、未経験者・無資格から医療事務になった私の体験談をもとに「医療事務を目指す方」に向けた就職活動を中心に記事を書いています。

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