転勤族の妻でも仕事は探せる!おすすめの仕事と働き方をリアル転妻目線で紹介
夫の転勤がきまった!
これから転勤先でどんな働き方をしていけばいい?
“転勤族の妻”と一口に言っても、転勤頻度や転勤範囲はさまざまです。
ただ、どんな転妻さんも「仕事が続けられない」「仕事探しが大変」というのが共通のお悩みではないでしょうか?
私自身、転勤族の夫との結婚を機に公務員の仕事を辞めました。
その後は夫の転勤に合わせて働き方を試行錯誤…
現在は「医療事務パート」×「在宅ワーク」という働き方をしています。
家計を支えることはもちろん、家庭以外の居場所づくりのためにも仕事は大事です!
この記事では、転勤妻の視点から「転勤族の妻におすすめの仕事・働き方」についてご紹介します。
転勤妻におすすめの働き方は2通り
転勤族の妻の働き方は、大きく2つのスタイルに分かれます。
- 夫の転勤に合わせて仕事を変える
- 完全在宅の仕事を探す
私たちの一世代前だと、転勤族の妻は「専業主婦」もしくは「転勤先で非正規雇用」という方がほとんどでした。
しかし、現在はパソコンとネット環境さえあればどこでもできる仕事が増加。
以前よりも「働く場所に縛られない」働き方が身近になっています。
「転勤族の妻=仕事がない・働けない」なんてことはありません…!
本記事では、それぞれの働き方のメリット・デメリットと具体的な仕事の種類についてご紹介します。
転勤妻の働き方│転勤先で仕事を探す
1つ目は、「夫の転勤のたびに新しい転勤地で仕事を探す」という働き方。
見知らぬ土地で仕事を始めることは不安かもしれません。
しかし、転勤先での新しい仕事は土地勘や知り合いを作るチャンスです。
私は転勤妻1年目の専業主婦時代に鬱症状が出ていたのですが、仕事を始めて家以外の居場所ができた途端に改善されました!
転勤先で仕事を探す「メリット」
- 新しい交友関係が生まれる
- 転勤地の地元情報が手に入る
- 雇用保険の失業手当を受給できる(条件あり)
転勤地で仕事を探すことは、主に「人間関係」と「お金」の2つの面でのメリットがあります。
「人間関係」のメリット
転勤族の妻は縁もゆかりもない土地での生活となるため、「話し相手は夫のみ」という方が多いのではないでしょうか?
勤務先で知り合いができると、夫以外の人との交流が生まれるメリットがあります。
同僚との交流は、地元民のナマの地元情報(おすすめのスーパー、レストラン等)を聞くことができるうえに、日常生活のよい気分転換にも。
そのため、新しい土地に早く馴染みたい方は、転勤先で仕事を探すことをおすすめします。
特に私のような子供のいない転勤妻は交流の場がほとんどありません…
仕事場は貴重な人と話す機会です♪
「お金」のメリット
雇用保険の失業手当には、転勤族の妻にやさしい救済措置(条件あり)があり、通常よりも失業手当がもらいやすい条件となっています。
雇用保険の失業手当制度をうまく活用すると、引っ越し前後の失業時期もある程度の収入を保つことができます。
夫の転勤が理由での退職の場合、失業手当がすぐにもらえる可能性があります。
- 失業手当の給付制限期間が免除
(すぐに失業手当がもらえる) - 雇用保険加入期間が6か月以上あれば手当を受給
(通常は12ヶ月) - 国民健康保険料が軽減
転勤先で仕事を探す「デメリット」
- 転勤のたびに仕事を探すことが大変
- 新しい職場の仕事内容や人間関係によるストレス
- キャリア形成がしづらい
転勤先で仕事を探す場合、「就職活動→職場の新人時代→退職」のサイクルを頻繁に繰り返すため、それぞれのステップでの苦労やストレスがあります。
「就職活動」のストレス
転勤によって勤続見込み年数が短いため、採用する側から敬遠されがちです。
他の主婦と比べると、採用を勝ち取ることが大変でしょう。
また、転勤先・転勤時期によっては「そもそも希望職種の募集がない」ということもあります。
「職場の新人時代」のストレス
転勤の度に、一から職場の人間関係作りと仕事習得の必要があります。
新しい職場に慣れるまでは日々緊張で疲れてしまいやすいです。
一つの会社でのキャリア形成は難しいですが、気軽にさまざまな業種に挑戦できるので「人生の経験値稼ぎ」ができます♪
おすすめ①全国展開されたチェーン店
おすすめの転勤地での仕事1つ目は、全国展開された大手チェーン店でのパートです。
- 系列店での勤務経験は高く評価される
- 共通のマニュアルがあるので、再就職後に一から仕事を覚える必要がない
全国展開された大手チェーン店やコンビニは、働く側と採用側の両方がWIN-WINな関係になりやすい職場です。
- ファミリーレストラン
- カフェ
- アパレル
- コンビニ
- スーパー
- ホームセンター等々…
お店によっては、転勤元の店舗からの紹介によってスムーズに異動できることも!
おすすめ②資格を活かした仕事
おすすめの転勤地での仕事2つ目は、専門性や資格を活かした仕事です。
- 資格や経験を強みにアピールできる
- 応募できる職種が広がる
- 時給や待遇がよいところが多い
ただし転勤族の場合、年単位で通学が必要な資格の取得はハードルが高すぎるので、「独学可能で仕事に活かせる資格」がおすすめです。
- 経理事務(日商簿記検定)
- 医療事務
- 調剤薬局事務
- 医薬品登録販売者
事務職として働きたいなら、実際に私も働いている医療事務がおすすめです!
転勤妻におすすめの資格5選↓↓
おすすめ③短期アルバイト
おすすめの転勤地での仕事3つ目は、短期アルバイトの仕事です。
あらかじめ短い期間で募集されている仕事であれば、転勤族でも転勤予定の心配なく働くことができます。
転勤スパンの短い転勤妻さんには、短期の仕事を組み合わせる働き方がおすすめです。
私も一時期短期アルバイトを組み合わせて仕事をしていました!
いろんな業種を経験でき、毎回新鮮で楽しかったです♪
おすすめ④派遣の仕事
おすすめの転勤地での仕事4つ目は、派遣会社からの紹介による仕事です。
転勤妻が派遣の仕事を選ぶメリットはこちら。
- 退職時には派遣会社から派遣先に連絡してもらえる
→退職時の気まずさ・面倒が少ない - 転勤後も同じ派遣会社から別の派遣先を紹介してもらえる
→育休・有給制度を継続できてお得
▼派遣のお仕事を探すなら
転勤妻の働き方│完全在宅の仕事を探す
今後も転勤が長く続くのであれば、どこに引っ越しをしても働き続けることができる「働く場所に縛られない働き方」もおすすめです。
これまで、作家やイラストレータ、プログラマー等の特殊なスキルをもった人でなければ在宅の仕事は困難でした。
しかし、在宅ワークをおこなう環境が整ってきた現在、普通の主婦でも在宅の仕事を見つけることが十分可能です!
完全在宅の仕事で働く「メリット」
- 転勤のたびに仕事探しをする必要がない
- 人間関係のストレスが少ない
- 在宅ワークになるので、育児中でも仕事をしやすい
- 継続的な仕事でキャリア形成しやすい
「働く場所に縛られない仕事」をみつけることができれば、夫の転勤辞令におびえる必要がありません。
新しい職場の人間関係や仕事内容に慣れるまでのストレスから解放されることも魅力的!
これまで職場の人間関係にうっとおしさを感じていた方には、一定の距離感で仕事のできる在宅ワークは相性がよいです。
また、「場所に縛られない仕事」の多くは「時間に縛られない仕事」であることが多く、育児中でも自宅で仕事を続けやすいメリットがあります。
同じ仕事を継続できれば、キャリアプランを描きやすく、独自のスキルを磨くことが可能です。
完全在宅の仕事で働く「デメリット」
- 新しい転勤地での交友関係が生まれづらい
- 仕事によっては収入が不安定
「場所に縛られない仕事」の場合、新しい人間関係によるストレスを回避できる代わりに新しい交遊関係を広げることが難しいです。
また、在宅ワークは自由で融通が利きやすい分、一定のスキルがないと時給単価の低い仕事となってしまいがち。
安定した収入を得るためには、自身のスキルを磨いていく必要があります。
おすすめ①フルリモートOKの会社で働く
おすすめの在宅の仕事1つ目は、フルリモートワーク可能な会社で就職することです。
現在、会社のリモートワーク化がどんどん進んでおり、特別なスキルがなくても在宅ワークできるチャンスが増えています!
- 在宅秘書・アシスタント業務
- 事務スタッフ(人事/経理/総務)
- 営業スタッフ
- コールセンタースタッフ
- SNS運用スタッフ
例えば、派遣大手の「テンプスタッフ
正社員ではありませんが、安定した時給でリモートワークできます。
また、正社員にこだわるならdoda(デューダ)
どちらも登録無料です!
是非どんな求人があるのか一度のぞいてみてください♪
▼完全リモートワークのお仕事探し
- 大手派遣会社で完全在宅求人が豊富
テンプスタッフ
- フルリモート求人の多い転職サイト
doda(デューダ)
おすすめ②在宅ワークでフリーランス
おすすめの在宅の仕事2つ目は、在宅ワークでのフリーランスです。
就職をするわけではなく、「仕事単位で業務委託をうけて報酬をもらう」お仕事です。
毎月きまったお給料はもらえませんが、家庭の都合に合わせて融通のきく働き方ができるのが在宅フリーランスの魅力。
- 育児中のためフルタイム仕事は難しい
- 扶養内で無理なく在宅仕事がしたい
- 外で働く仕事とダブルワークしたい
- 将来的にはスキルを身に着けてガッツリ稼ぎたい
▼フリーランス求人を見つけるなら?
- 大手クラウドソーシング
>> クラウディア
転勤妻におすすめの在宅ワーク職種については、こちらの記事で仕事内容や仕事の探し方をくわしく紹介しています。
夫の転勤で仕事を辞める前に確認すること
ここまで転勤先での働き方について紹介してきました。
しかし、仕事を辞める前に下記3点について確認しておきましょう。
- そもそも夫の転勤についていく?
- いまの勤め先で配偶者同行制度を利用できないか?
- 退職するなら失業保険をかしこく利用
①そもそも夫の転勤についていく?
そもそも夫の転勤に必ずしもついていく必要はありません。
転勤先での仕事に悩むのであれば、「夫の転勤についていかない」という選択肢も。
- いま住んでいる場所が好きで離れたくない
- いまの仕事にやりがいを感じている
- 子供の保育園や学校の手続きが大変
転勤族家族の事情はそれぞれです。
転勤についていくことに不安があれば、単身赴任も考えてみましょう!
②配偶者同行制度を利用できないか?
勤め先によっては、夫の転勤に対応するための制度が整備されています。
勤務地変更制度
- 内容:夫の転勤先の支店に異動できる制度
- 導入例:全国展開の金融機関など
配偶者同行休業制度
- 内容:夫の海外転勤に帯同する間は休業できる制度
- 導入例:国家公務員、地方公務員、丸紅
- 参考:配偶者同行休業制度とは
会社の制度として整備されていない場合でも、勤め先に相談することで転勤先の支社・関連企業に異動や出向できる可能性もあります。
「いきなり退職」ではなく、ダメ元でも上司や人事に一度相談してみましょう…!
③退職するなら失業保険をかしこく活用
夫の転勤についていくために退職する場合は、失業保険(雇用保険の失業手当)をかしこく活用しましょう。
失業手当受給条件を満たしていれば、たとえパートや派遣でも失業手当の受給可能です。
しかも、退職理由が「夫の転勤に伴う別居の回避(※往復4時間以上)」である場合は、「特定理由離職者」になるので以下のメリットがあります。
- 失業手当給付前の給付制限期間が免除
(すぐに失業手当がもらえる) - 雇用保険加入期間が6か月以上あれば手当を受給
(通常は12ヶ月) - 国民健康保険料が軽減
転勤族の妻がキャリアプランに悩んだら?
どうしても転勤という制約がある中、自身のキャリアを諦めている転勤妻も多いのではないでしょうか。
でも、本記事でも紹介している通り、転勤族の妻でもさまざまな働き方が可能です。
いろんな可能性がある中、自分の理想の働き方について一度ゆっくり考えてみることをおすすめします。
自分の理想とする働き方を考えてみよう
転勤族の妻の場合、どうしても今できる仕事の中での条件・待遇に注目しがちです。
でも、5年後や10年後の自分はどうなっていたいのか?という目線が入ると、仕事の選択は変わってきます。
私の場合は・・・
- 自分はなんのために働きたい?
- どんな仕事にやりがいを感じる?
上記について改めて考えたことで、今のパートと在宅ワークを掛け合わせた複業的な働き方を目指すようになりました。
転勤族の妻と一口に言っても、仕事に求めるものや理想の働き方は人それぞれ。
- 転勤先でのコミュニティ作りとして働きたい
- 同じ人間関係や業務の中でキャリアを積みたい
- プライベートを優先できる仕事がしたい
- とにかく稼ぐことを目標に仕事をしたい
理想の働き方から逆算して、これからの仕事を選びましょう!
キャリア相談サービスの利用もおすすめ
理想の働き方について自分ひとりで考えてみるのもいいですが、自分の本音や本質は意外と自分ではわからないことが多いです。
特に、転勤族の妻は諦めることに慣れていて、自分の可能性や本音を押しころしてないですか…?
そのような方には、キャリア相談サービスの利用がおすすめです。
私自身、実際にポジウィルキャリアの無料相談
こちらは初回だと45分間の無料カウンセリングを受けられます。
私の場合はこの相談のおかげで「とにかくパートから正社員を目指さねば」という考え方から「理想の将来に近づくための仕事を選ぼう!」という視点に変わることができました。
- 無料の初回相談だけでもOK
→ポジウィルキャリア - 相談相手を選んで1000円~で相談可能
→coachee(コーチ―)
まとめ:転勤族の妻だからこそ自由に楽しむ!自分にあった働き方を見つけよう
今回の記事では、大きく2つのスタイルにわけて転勤族の妻の働き方をご紹介しました。
この働き方には、それぞれのメリット・デメリットがあります。
自分が「仕事に求めているもの」を考えながら、自分に一番合った働き方を見つけてください。
転勤族の妻ができる仕事は、ネット環境の向上とともに、これからもっともっと増えていくのではないでしょうか。
転勤族の妻はいろいろ仕事探しで不利な点もあります。
しかしながら、転勤族の妻だからこそ身軽で自由に仕事をすることも可能です!
「転勤族だからこそ」の部分を楽しんでいきましょう♪
この記事が、働き方で悩む転勤族の妻の少しでもお役に立てれば幸いです。
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