医療事務の資格は意味ないって本当?資格なしで働いてみた立場からの意見
「医療事務の資格は意味ない」
これって本当なの…?
医療事務資格は、手に職をつけたい主婦に人気の資格です。
しかし、ネット上では「医療事務の資格なんて取得しても意味がない」という意見も少なくありません。
医療事務の資格を取得しようか悩んでいる方にとって、医療事務の資格は本当に必要なのかとても気になるところですよね。
- 資格なしで医療事務員をしている筆者の率直な意見
- 「医療事務の資格に意味がない」と言われる理由は?
- 医療事務の資格をとるメリットは?
- 医療事務の資格をとるべき人は?
本記事では、実際に資格なしで医療事務の仕事をしている医療事務員の立場から上記の内容をご紹介します。
▼未経験・無資格からでも医療事務を目指す!
「医療事務の資格は意味ない」は間違い!
資格なしで医療事務の仕事を始めた私の率直な意見として、「医療事務の資格に意味がない」は間違いだと思います。
たしかに、医療事務の仕事に就くうえで医療事務の資格は必須でありません。
私自身、無資格で医療事務の仕事に就くことができています。
ただし・・・
医療事務は「求人倍率が高い」かつ「専門的な知識が必要」なお仕事です。
そのため、資格がないと就職活動も採用後もめっちゃ大変でした~!!
資格なしで医療事務はかなり大変【体験談】
資格なしで医療事務の仕事を始めようとする場合、主な苦労は以下の2つです。
- 就職活動での苦労
→最初の書類選考で落ちる
→有資格者や経験者に敵わない - 仕事を覚えるまでの苦労
→専門知識をイチから覚える必要あり
→同僚の負担が増えるので関係構築が大変
私の場合、たとえパートといえ「就職活動」と「採用後の実務」の両方でかなり苦労しました。
仕事で覚えることが多いのはもちろん、病院がバタバタと忙しい中で先輩に「こんなことから教えなきゃいけないの…?」という冷たい対応が一番つらかったです…
パートの仕事量でも苦労していたので、医療事務の正社員はさらに大変です。
▼私の未経験・無資格からの医療事務パート体験談
医療事務の資格をとるべき人は?
以下の項目が当てはまる方には、医療事務の資格取得をおすすめします。
- 就職までに時間の余裕がある方
(妊娠中、失業手当受給中など) - 履歴書や面接での自己アピールが不安な方
- 採用後の仕事や人間関係に不安がある方
- 医療事務を一生の仕事としてキャリアアップしていきたい方
- 就職活動ですでに苦戦している方
最短で医療事務になりたいなら、資格取得と就職活動を同時並行がおすすめです。
しかし、就職後になるべく苦労したくない方や時間に余裕のある方は資格取得を優先しましょう。
▼医療事務になるためのステップ紹介
ただ・・・
上記についてくわしく知りたい方に向けて、ここから説明していきます。
「医療事務資格は意味ない・いらない」といわれる理由
さきほど、「医療事務の資格は意味ない」は間違っているという現役・医療事務員である筆者の意見を紹介しました。
しかしながら、なぜ世間で「医療事務の資格は意味がない」と言われているのか気になりますよね…!
これから、医療事務は意味がないと言われる3つの理由を紹介します。
理由①就職において資格が必須ではない
医療事務の資格は意味がないとされる理由の1つ目は、医療事務の資格は就職における必須条件ではないからです。
医師や看護師とはちがい、医療事務員になるために資格の有無は関係ありません。
資格なしでも就職可能なので、他の資格必須の仕事に比べると「資格に意味がない」と言われやすくなっています。
理由②すべて民間資格で、資格の種類も多い
医療事務の資格は意味がないとされる理由の2つ目は、医療事務の資格はすべて「民間資格」だからです。
加えて、さまざまな民間団体が別々に資格認定をしているので何十もの種類があります。
中には、たった数日間の通学だけで取得できる「あまり価値のない医療事務資格」も…?
本来であれば、資格とは「一定基準の知識・能力があることを認める証」です。
しかし、医療事務の資格の認定基準がバラバラであるため、医療事務の資格の全体評価が低く見られやすいです。
医療事務のおすすめ資格↓↓
理由③医療事務の採用条件が「資格<経験」
医療事務の資格は意味がないとされる理由の3つ目は、医療事務の採用現場において「資格」よりも「経験」が優遇されやすいからです。
医療事務の求人票で「医療事務の資格必須」という要件はあまり見かけません。
私が医療事務の求人を探していたときも、「医療事務の経験必須」の方が圧倒的に多く見かけました。
医療事務の採用現場では即戦力の人材として、「有資格者」よりも「経験者」が優遇されます。
そのため、資格取得後の就職活動で想像以上に苦戦する人が一定数いることで「医療事務の資格は意味がない」という認識が生まれたのでしょう。
医療事務の資格のメリットは?
未経験・無資格で医療事務の仕事をはじめた立場から、医療事務の資格を取得するメリットをご紹介します。
メリット①就職活動に有利
資格取得のメリット1つ目は、「就職活動に有利」なことです。
今さっき採用現場では「資格<経験」重視だから、資格があっても就職活動に苦労するって言ったじゃん!
たしかに、医療事務の現場において「資格」よりも「経験」が優遇されがちです。
しかし、その医療事務の職務経験を得るためには、少なくとも一度「未経験で採用される」必要があります。
資格者がたくさんいる医療事務業界において、「経験なし・資格なし」というのは就職活動で非常に不利です。
私は新型コロナで求人の多い時期に運よく採用されましたが、本来「未経験・無資格」はかなりの狭き門です…!
メリット②就職後の苦労が減る
資格取得のメリット2つ目は、「就職後の苦労が減る」ことです。
医療事務の基礎知識があることで、下記のような好循環が生まれます。
基礎知識があるので仕事の習得がはやい
↓
余裕と自信をもって仕事ができる
↓
職場の先輩も資格者の方が指導が楽
↓
人間関係がうまくいきやすい
仕事覚えの速さは、職場の人間関係に影響を与えます。
資格の知識によってスタートダッシュをかけることで、人間関係も良好にいきやすいでしょう。
多くの病院で、採用担当と指導担当は違います。
採用担当は「未経験・無資格でも大丈夫!」と思っていても、指導担当は「未経験・無資格とか指導だるいわ…」と思っている可能性も。
無資格でもやさしく丁寧に指導してくれる先輩がいればいいのですが、新人を育てる環境が整っているとは限りません。
資格がない場合、指導担当に邪険な扱いをされても動じない「鋼の精神」が必要です…
メリット③資格手当が付く
勤務先の病院にもよりますが、医療事務の資格があると「資格手当」が支給されます。
こちらのアンケートの結果では、医療事務員で資格手当をもらっている方は約2割とのこと。
必ずしも「給与UP」というわけではありませんが、資格によって昇給やキャリアアップの可能性が上がります。
医療事務の資格をとる方法は?
医療事務の資格を取りたい…!
でもどうやって勉強すればいい?
医療事務の資格を取得する方法は、主に以下4つです。
- 通学講座
- 通信講座
- 職業訓練(ハローワーク)
- 独学
独学での資格取得も可能ですが、時間と費用のコスパの面から「通信講座」をおすすめします。
なぜなら、医療事務の資格取得において、「独学で必要なテキスト合計額」と「通信講座の金額」の差があまり大きくないからです。
内容 | 費用 |
---|---|
独学で必要なテキスト代 ・資格取得に必要な市販本6冊 >>医療事務の独学おすすめ本 | 約19,000円 |
ヒューマンアカデミー医療事務講座
・テキスト9冊 ・添削回数3回 ・講義動画あり ・模擬試験あり ・質問回数無制限 ・キャリアサポートあり >>たのまな医療事務講座の詳細 | 38,000円(税込) |
テキスト以外のサポート充実具合をみると、通信講座のほうがコスパ◎です…!
医療事務の資格取得方法のメリット・デメリット比較はこちら↓↓
医療事務の通信講座の選び方↓↓
医療事務の資格をとらずに就職するには?
私は医療事務の資格を取らずに就職を目指したい…!
どうやって就職すればいい?
医療事務の求人数が多い求人サイトで就職活動をしましょう。
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医療事務の資格を取らずに就職活動へ取り組む場合は、未経験・無資格である私の就職活動記事をよかったら参考にしてください。
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