【夫の転勤で退職】特定理由離職者なら国民健康保険料が軽減!(14万円⇒5万円)
みなさん、「夫の転勤が理由で退職した場合(特定理由離職者認定を受けた場合)は、国民健康保険料が軽減されること」を知っていましたか?
私は実際に保険料軽減の申請をしたことで、11か月分の国民健康保険料が14万円⇒5万円になりました。
この記事では、国民健康保険料の軽減のための申請方法について徹底解説します。
国民健康保険料軽減の制度について
私が利用した「国民健康保険料軽減の制度」について、詳しくご紹介します。
【参考】倒産や解雇による失業のため国保に加入された人の保険料等の軽減制度について(八幡市)
国民健康保険料軽減の対象は?
国民健康保険料軽減の対象となる条件はこちらです。
- 平成 21 年3月 31 日以降に離職
- 離職時点で65歳未満
- 雇用保険の特定受給資格者または特定理由離職者
対象となるためには、ハローワークでの雇用保険(失業保険)手続きで『特定受給資格者』または『特定理由離職者』に認定してもらう必要があります。
夫の転勤による退職は、『特定理由離職者』に該当します。
自分が特定理由離職者に認定されているかわからない場合は、「雇用保険受給資格者証」の離職理由コード(2桁)を確認しましょう。
特定受給資格者または特定理由離職者となる、雇用保険受給資格者証の離職理由コードがこちら。
離職理由コード | 離職理由 |
---|---|
11 | 解雇 (コード50の重責解雇を除く) |
12 | 天災その他の理由により事業の継続が不可能になったことによる解雇 |
21 | 雇止めによる退職 (雇用期間3年以上、契約更新1回以上、雇止め通知ありの場合) |
22 | 雇止めによる退職 (雇用期間3年未満、更新明示ありの場合) |
23 | 契約期間満了 (雇用期間3年未満、更新明示なし) |
31 | 事業主からの働きかけによる正当な理由のある自己都合退職、退職勧奨 |
32 | 事業所移転等に伴う正当な理由のある自己都合退職 |
33 | やむを得ないと判断される自己都合退職 (被保険者期間が12ヶ月以上の場合) |
34 | やむを得ないと判断される自己都合退職 (被保険者期間が6ヶ月以上12ヶ月未満の場合) |
夫の転勤による退職の場合は、離職理由コードが「33」もしくは「34」になります。
こちらは私の実際の雇用保険受給資格者証。
夫の転勤による「やむを得ないと判断される自己都合退職(特定理由離職者)」とハローワークで認定されたので、離職理由コードは「33」です。
どのぐらい軽減されるの?
国民年金保険料は前年の所得をもとに保険料が計算されます。
これが『特定理由離職者』の場合、離職日の翌日を含む月から翌年度3月分までの期間、前年の所得が30/100とみなされて保険料が決まります。
国民健康保険料軽減の申請方法
お住まいの市町村によって多少違いがあるかもしれませんが、実際の私の申請手続きについて紹介します。
手続き自体は、とっても簡単で約20分ほどで終了しました!
準備するもの
申請の窓口
お住まいの市町村の国民健康保険を担当する窓口にいきましょう。
私の場合は、国民健康保険の脱退の手続きと同時に軽減申請をしました。
窓口ではこちら3枚の書類を記入し、約15分ぐらいで手続きは終わりました。
- 国民健康保険料軽減の申請書
- 国民健康保険脱退の届出
- 保険料還付先の口座について
実際にどのぐらい国民健康保険料が安くなったか
実際に保険料軽減の申請をしたことで11か月分の保険料が88,860円安くなりました!
ちなみに私の前年の所得は約115万円(収入は約180万円)です。
私は軽減申請の直後に脱退の手続きをしたので、実際の加入期間は8か月。
それでも、払い済みの保険料94,750円から57,960円還付されることになりました!
想像以上に保険料が安くなりました~!
まとめ:忘れずに市町村窓口で申請しましょう!
私は国保加入手続きのとき、「夫の転勤による退職」ということを担当者に伝えましたが、この軽減措置については教えてもらえませんでした。
特定理由離職者の認定を受けていながら、国保の軽減措置の申請をしていない方。
私以外にもいるのではないでしょうか…?
※『雇用保険のしおり』にはしっかり国保軽減措置のことが書いてあります
軽減措置は、国保脱退後でもさかのぼって過払保険料を還付できます。
雇用保険受給資格者証を手に入れたら、忘れずに申請にいきましょう!
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