ブロガーの開業届なら「開業freee」が無料で簡単!体験談
ブロガーが「開業届」を出して個人事業主になるメリットはたくさんあります。
私自身まだブログ歴半年ですが、先日「開業届」を提出しました!
しかし「開業届」には専門用語が多く、初心者がすべての項目を自力で埋めるのは大変・・・
開業届を出したいけど書き方がわからないよ~
そこでおすすめしたいのが、「開業freee」の開業書類作成サービスです。
- 開業届の作成が完全無料!
- 作成から提出までスマホでもOK
- 税務署に行かずに提出できる
- 安心・安全の会計クラウドサービス会社
いくつかの質問に答えていくだけで、簡単に開業書類を作成できます。
私の場合・・・
開業書類作成に10分、電子申告に30分でOKでした!
本記事では、『開業freee』での開業届の作成方法から提出方法までを一つずつ解説します。
- 無料アプリ「起業時代」
- 会計ソフトで有名なfreeeが運営
- 開業までに必要な段取りがわかる
- 開業に向けたタスク進捗管理ができる
作成手順①│「開業freee(フリー)」を新規登録する
まず『開業freee』の新規登録をしましょう。
新規登録は、「メールアドレス」と「パスワード」の入力のみでOKです。
「開業freee」に登録したからといって、勝手に同社の「会計freee」等に登録されることはないので安心してください。
作成手順②│準備ページの項目を記入する
準備ページの質問に答えていきましょう。
質問の答え方について、一つ一つ説明していきます。
仕事の内容(事業の概要)
「仕事の種類」と「仕事の概要」を記入します。
ブロガーである私の場合はこちら。
- 仕事の種類:
「フリーランス」を選択 - 仕事の概要:
「自由入力」で「Webサイトコンテンツ記事の執筆」
仕事の内容は、「個人事業税」に大きく関わってきます。
- 事業所得290万円を超える個人事業主に課税される地方税。
- 70種類の法定業種があり、業種によって税率3~5%
- 法定業種に当てはまらない場合は非課税。
- 参考 個人事業税/東京都主税局
例えばブログ運営の場合、以下のどの業種に区別されるかで個人事業税の課税対象となるかが決まります。
- 広告業:税率5%
- 仲介業:税率5%
- デザイン業:税率5%
- 請負業:税率5%
- 文筆業(ライター):非課税
この業種の判断は、各都道府県(地方税のため)や担当者によって基準がまちまちのようです。
管轄の都道府県税事務所が「個人事業税の対象だ!」と言えば、納めない訳にはいきません。
ただ同じブログ運営でも、県税事務所への仕事内容の説明の仕方によって課税対象かどうか変わる可能性があります。
「知識」として頭に入れておくとよいでしょう。
私の場合は、一応「文筆業」に分類されるといいなぁと思って提出しました。
仕事を始めた日(開業日)
「開業日」を記入します。
提出日よりも未来の日付で提出することはできません。
原則のルールは「事業の開始等の事実があった日から1月以内に提出」のため、開業日は「提出日からさかのぼって1ヶ月以内」がよいでしょう。
開業日と提出日が1ヶ月以上離れていても罰則はないため、1か月以上さかのぼった開業日で提出することも可能です。
しかし、青色申告の申請は開業から2ヶ月以内に手続きが必要です。
そのため、今年度から青色申告をしたい場合は開業日を遡りすぎないように注意しましょう。
私は特にこだわりがなかったので、提出日から1ヶ月以内の縁起の良い日付で提出しました。
想定の年収
自分のお仕事の予定収入(目標収入)を回答しましょう。
ここはだいたいの回答で大丈夫です。
私の場合は、「月1万円」と回答しました。
働く場所(仕事場)
自分が「働く場所」を4択の中から選びましょう。
- 自宅で働く
- お店を開いて働く
- 事務所を開いて働く
- その他/決まってない
ブロガーの場合、ほとんどの方は「自宅で働く」だと思います。
従業員・家族の給与
従業員や家族に給与を支払う予定について、4択から選びます。
- 今はない
- 従業員に支払う
- 家族に支払う
- 家族と従業員に支払う
ブロガーの場合、ほとんどの方は「今はない」だと思います。
作成手順③│作成ページの項目を記入する
作成ページの項目を記入していきましょう。
屋号
「屋号」があれば入力しましょう。
屋号の入力は任意です。
入力画面横の補足にもあるとおり、開業時につけなくても、確定申告時に屋号を設定・修正することができます。
ただ、「屋号付きの銀行口座」や「事業用の口座」を作成したい場合は屋号必須です。
私の場合は、ゆうちょ銀行で2つ目の総合口座を作成したかったので屋号をつけました。
ゆうちょ銀行の詳細はこちら↓↓
【ブロガー】扶養内の主婦が開業届!メリット・デメリットは?
屋号については、いくつか注意点があります。
- 「会社」や「法人」のような会社と誤認されるような名称は不可。
- 「銀行」や「証券」のような法律で定められた特定の業種の名称の名称も不可。
- 商標登録されている商標と同一の名称は、誤解を招くので避けるべき。
私は「屋号」にかなり悩みました…!
参考になるかわかりませんが、私の考えていた屋号候補を載せておきます。
- 転勤妻のおしごと事情
- 転勤妻みなみ
- テンミナドットコム
- みなみWEB
- みなみ企画
どれも銀行で書くの照れるな…と思い、一周回ってシンプルに『みなみ』で提出しました。
収入(所得)の種類
収入の種類について、当てはまるものはすべて選択しましょう。
- 事業所得
- 不動産所得
- 山林所得
ブログによる収入の場合は、「事業所得」を選びます。
確定申告の種類
確定申告の種類は、節税効果の高い「青色申告」を選びましょう。
青色申告をする場合、一定の期限までに「青色申告承認申請書」を税務署に提出する必要があります。
ここで「青色申告」を選択することにより、freeeが青色申告承認申請書を自動で作成してくれます♪
青色申告から白色申告への変更はいつでも可能です。
そのため、申告方法を悩んでいる方でもとりあえずメリットの大きい青色申告ができるように手続きしておいて、確定申告時期に改めて申告方法を考える方がよいでしょう。
青色申告承認申請書さえ出していれば、「55万円控除」と「10万円控除」の切替は自由に可能です。
- 青色申告 55万円控除:
複式簿記。e-taxでの申告によりさらに+10万円控除。 - 青色申告 10万円控除:
簡易簿記。白色申告とほぼ変わらない記帳労力でOK。
そのため、「55万円控除」と「10万円控除」は好きな方を選んで大丈夫です。
作成手順④│提出ページの確認をする
提出ページの確認をしましょう。
書類の提出先
書類の提出先は、開業場所の住所の管轄となる税務署になります。
基本的には、途中で入力した住所で『開業freee』が管轄の税務署を表示してくれます。
提出する書類を確認
これまでの質問の回答によって、提出する必要のある書類は変わります。
私の場合は、下記2種類の書類でした。
- 個人事業の開業・廃業等届出書
- 所得税の青色申告承認申請書
こちらすでに「申請日」と「マイナンバー」以外の必要部分はすべて完成した状態です♪
作成手順⑤│書類を提出する
開業書類の提出方法は、大きく3種類です。
- 電子申請:
平日昼間に時間が取れない人向け - 税務署で提出:
一番やさしい提出方法 - 郵送:
電子申告も税務署訪問も難しい人向け
私の場合は「スマホで電子申請」しました!
電子申請の場合
WEB上で開業書類を提出する方法です。
スマホで電子申請をする場合に必要なものは2つ。
- マイナンバーカード
(顔写真付きのマイナンバーカード) - カード読み取り対応のスマホ
(対応機種)
iPhoneなら、iPhone7~15まで対応しています。
電子申請のメリット
電子申請を選ぶメリットは、税務署に行くことなく、自宅でその日の内に手続きを完了できることです。
しかも、24時間ほぼいつでも申請可能!
【通常期の受付時間】
月曜日〜金曜日:24時間利用可能(休祝日及び12月29日〜1月3日を除く)
毎月最終土・日曜日:8時30分〜24時
【確定申告期】
土日祝日等を含み24時間利用可能
平日昼間は会社勤めをしている副業ブロガーに向いている申請方法です。
電子申請のデメリット
電子申請が初めての場合、電子申請までの前準備がすこし大変です。
前もってやることが4つあります。
- 対応アプリのインストール
- 利用者識別番号の発行
- 電子申請書の登録
- e-taxソフトのインストール
一見難しそうですが、freeeサイトに前準備からの詳しい手順説明があります。
おかげで初心者でも問題なく電子申請できました♪
確定申告で65万円控除を受けるためには、「電子申請による確定申告」が要件となっています。
将来的にはe-taxを使う必要が出てくるので、その練習として電子申請に挑戦するのもよいでしょう。
税務署で提出の場合
ダウンロードした書類を印刷して、管轄の税務署に直接提出する方法です。
- 書類一式
※控えに受付印を押してもらうので、必ず控えも持参すること - 本人確認書類(下記のどちらか)
- マイナンバーカード 計1点
- マイナンバー記載の通知カード・住民票+顔写真付きの本人確認書類 計2点
- 印鑑
※押印漏れへの備え
印刷した書類には、提出日とマイナンバーを記入してハンコを忘れずに押しましょう。
平日昼間でも都合がつく人、電子申請が面倒に感じる人は、税務署に直接提出する方法をオススメします。
郵送の場合
ダウンロードした書類を印刷して、管轄の税務署に郵送する方法です。
- 書類一式
※控えを同封しておく - 返信用の封筒
※切手を貼り、自分の住所を記載しておく - 本人確認書類のコピー(下記のどちらか)
- マイナンバーカード 計1点
- マイナンバー記載の通知カード・住民票+顔写真付きの本人確認書類 計2点
印刷した書類には、提出日とマイナンバーを記入してハンコを忘れずに押しましょう。
後日、返信用封筒で受付印を押された書類の控えが返ってきます。
ちなみにfreeeでは、切って貼り付けるだけでOKの郵送用の宛名も開業書類と一緒に作成してくれます。
「freee」の開業届作成ツールは至れり尽くせりです…!
まとめ:『開業freee』を使えば開業届は簡単!
『開業freee』を活用した、開業書類作成方法についてご紹介しました。
電子申告は少々大変ですが、「開業届」と「青色申告承認申請書」の作成は思いのほか簡単です♪
「開業なんてまだ早い・・・」と思うブロガーさんも多いかもしれません。
しかし「ブログの収益を増やしていきたい!」と考えている方は、是非早いうちから開業について検討しましょう。
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